アメリカで人気の “DCコミック” を原作に、実写映画化した「DC映画」。
2005年の『バットマン ビギンズ』から始まり、2020年までに全部で14作品が公開されました。
新シリーズのバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンといったヒーローから、ジョーカーやハーレイ・クインといった悪役(ヴィラン)たちの映画まで種類は様々。14作のタイトルをご紹介すると…
- バットマン ビギンズ(2005年)
- ダークナイト(2008年)
- ダークナイト ライジング(2011年)
- グリーン・ランタン(2012年)
- マン・オブ・スティール(2013年)
- バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年)
- スーサイド・スクワッド(2016年)
- ワンダーウーマン(2017年)
- ジャスティス・リーグ(2017年)
- アクアマン(2019年)
- シャザム!(2019年)
- ジョーカー(2019年)
- ハーレイ・クインの華麗なる覚醒(2020年)
- ワンダーウーマン1984(2020年)
となっています。
今回はこの中で特に「続編などを考えずに、単発で見てもおもしろい作品」を7つご紹介!上記からヒーローが主役作品を4つ、悪役側が主人公となる作品を3つずつ選びました。それぞれの見どころや楽しみ方をお伝えします!
当ブログに記事のあるものはリンクしておきますので併せてご覧くださいね。
ヒーローメインのDC映画
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
バットマンとスーパーマンが戦うことに!? どうして2人が対峙することになったのかは映画の序盤で分かるようになっています。敵対することになった彼らのどちらを応援すべきか迷いつつ、真の敵であるレックス・ルーサーの策略に脱帽することでしょう。
見どころは富豪であるバットマンの開発する様々な武器やバットモービルなどの乗り物、そして悪党どもと戦う際の体術!スーパーマンのマッハで空を飛ぶ様から強大な一撃!といったアクションですね。2人の戦いでバットマンの健闘する姿は緊張感を感じさせます。
ちなみに、フラッシュが一瞬出て来て「ボクは早すぎた!」と言い去ったり、ワンダーウーマンがラストで協力してくれるのにも注目ですよ。彼らが集う『ジャスティスリーグ』も是非、見てみてください。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を見てから、彼らの単独作品を見ていくのもオススメ。バットマンとスーパーマンがこれまでどのように戦って来たのか、彼らが大切にする者たちとは?という設定を踏まえた上でもう一度見て欲しいですね。
アクアマン
海底の王国アトランティス。その国の女王と地上の人間との間に生まれたのが、アクアマンと呼ばれるアーサー・カーリーです。彼が地上で人を助けていた頃、義理の弟・オームは海底の国々を統べるオーシャンマスターの座について地上を侵略しようと企んでいました。
オームを止めようとメラはアクアマンに協力を求めるのがストーリーの始まりとなります。父を始めとする大切な者のために彼は武器・トライデントを探しに行くのです。
アクアマンの戦い方は豪快で、ブラックマンタと呼ばれる強敵相手に挑む様が見どころですね。また、メラは水を操る能力を持つため演出がキレイです。全体を通して海底の街の輝きや、魚を始めとした生き物が美しいですよ。イタリアや砂漠での冒険も見逃せません。
アクアマンの『ジャスティスリーグ』での活躍もお見逃しなく。
シャザム!
「シャザム!」と掛け声をあげるとヒーローに変身!しかし、主人公は何と子供!?里親の元を転々とするビリーが変身する力を与えられ、友人と共に活躍…すると思いきや、「どうやって空を飛ぶの?」と力の使い方から学ぶのです。殴ったらどれくらい強いのか、電気を放出する力でスマホを充電できるのか、そうしたことを試すビリーたちに笑ってしまいますね。
後半では、ビリーと母親についてや、友人との関係にも焦点が当てられます。そして、敵となるシヴァナもスーパーパワーを持っているため、シャザムとの戦いは目が離せません!果たしてビリーは彼に勝てるのか…スーパーマンばりの戦いを見せてくれたり、ラストの驚きの展開にも注目です。
ワンダーウーマン1984
前作の第二次世界大戦を経て、1984年を舞台にしたワンダーウーマン主演の映画です。スティーブ・トレバーの亡き後、傷心気味のダイアナ(ワンダーウーマン)が、仕事仲間と共に働いているのが映画の始まり…願いを一つ叶える魔法の石が見つかり、スティーブが生き返ってくれたらと思うのですが―
ダイアナの願いをキッカケに世界が危機に瀕することになっていきます。
ゴールドアーマーを身にまとったワンダーウーマンが、チーターのような獣人と戦う様にハラハラ!また、ヘスティアの縄を使って自在に空を飛ぶのも凄いですが、ラストの使い方も必見ですね。泣けるシーンもあるため、ハンカチ片手に是非ご覧ください。
悪役(ヴィラン)がメインのDC映画
ジョーカー
ゴッサムシティに住むアーサー・フレックは、車椅子で生活する母を看病しつつコメディアンを目指していました。普段はピエロの格好をして看板を持って働き、その中で理不尽な暴力にあうアーサー…
彼は精神安定剤を服用していましたが、援助金が不足したことで発作が頻発しています。唐突に笑い始めるアーサーを不気味に思う周囲、そして理不尽な出来事が続いていく中で彼の生き方の変化とは…?
アメコミのバットマンの宿敵といえばジョーカー。そんなジョーカーが誕生するまでの物語を描いたのが今作です。アーサーの笑い方が段々と狂気じみてきたり、行動にハラハラさせられたりするのが見どころですよ。隣人の女性との関係、子供の頃のウェインとの出会いなどを踏まえてもう一度見たくなるタイプの映画です。
※映画は金獅子賞、アカデミー賞(主演男優賞)にホアキン・フェニックスが選ばれました。すごい!
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
見る順番としては『スーサイド・スクワッド』の後のお話ですが、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』だけ見てもおもしろい!一人になったハーレイが敵に追われ、ダイヤを盗んだ女の子を助け、仲間と戦うというハチャメチャなストーリーが見どころです。
クリーム色の髪にブルーとピンクのグラデーションがかわいいハーレイ。天真爛漫、かつ自由に生きる彼女はこれまで多くの者から恨みを買っていたのです。そのため、色々な輩に狙われる序盤は見ていてハラハラしますね。ハーレイが追い込まれている!という深刻な感じがしないのも特徴でしょう。
バットを振り回し、柔軟に戦う彼女のアクション、ラストにかけて共闘する3人の女性にも注目ですよ。
スーサイド・スクワッド
ジョーカー、ハーレイクイン、デッドショットたちが登場する映画であり、決死の覚悟で魔女のエンチャントレスに挑むストーリーが見どころですよ。収容されていた悪人たちでチームを作って魔女を止めるのですが、なかなか協力しない様子に「大丈夫かな?」と思うことでしょう。
ウィル・スミス演じるデッドショットの正確無比の射撃能力、全身のタトゥーと炎を操る力が凄いディアブロなどのアクションが見ものです。冷酷な魔女との最終決戦の様子もきっと心に残りますよ。
もっとDC映画を楽しめるグッズ!
雑誌Pen+(ペンプラス)のDC特集版。DCを理解するための入門書に良いと、Amazonのレビューでも高評価です。
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販売ページに解説がなく、英文の製品説明の翻訳からですが、「DCコミックの音楽75周年記念コレクション」として、スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどのテレビアニメの主題歌などが収められている模様です。
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DC映画14本の中でも特に私がお勧めする7本の、見どころや楽しみ方をご紹介しました。
DC映画は時系列などの繋がりがあるものも多く、それらを続けて見るのももちろん楽しいのですが、今回取り上げたのは単発で見ても十分楽しめるものばかりです。ぜひご覧になってみてください!