DC・アメコミでも有名な『ジョーカー』が新たな映画に!
10月4日に公開し、1週目の興行収入は1位と評判にもなっている作品ですが、コメディアンを目指す善良なアーサーの、悲しみあふれるヒューマンドラマは果たして…
サスペンスにも近いストーリーは必見です!それでは、あらすじと解説を紹介していきましょう。
[予告版動画はこちら]
あらすじ(結末とネタバレ)
ストライキの影響で腐敗しているゴッサムシティで、アーサーは母親のペニーと暮らしていました。
彼は脳の病気を患い、薬を処方されていましたがその支援も打ち切られていくのでした。それでもピエロのバイトなどをして母に不自由させないように努めるアーサーでしたが、運悪く職を追われることに…
そして、母は実業家のトーマス・ウェインの元で使用人として働いていたことから、その後も手紙を送り続けている中、脳梗塞で動けない身体に…
アーサーはトーマスの屋敷に行きますが屋敷の者に「イカれた女の息子か」と言って追い返されるのでした。
アーサーはアーカム州立病院で母の記録を調べると、養子でありネグレクトを受けていただけでなく、彼女の付き合っていた男にヒーターにくくり付けられて脳の障害を負ってしまったと分かります…
今まで尽くしてきた母に対し、愛と信頼を失ったことで病院にて枕を押し当て窒息死させるのでした。
地下鉄で三人の男が女性に絡んでいたのに鉢合わせたアーサーは笑ってしまったことで絡まれてしまい、護身用に持っていた銃で彼らを射ち殺します。その模様が報道され、ピエロの見た目をした犯人を貧困層は支持し始めるのでした。
そうしてピエロ姿のストライキが起きて警察もその騒動に動き出す中、アーサーはテレビショーへ。
コメディアンの役について司会から質問を受けますが、アーサーの言葉に対し非難気味…ついに彼は司会を撃ち、その模様は報道されアーサーはパトカーに乗せられるのでした。
しかし、救急車がぶつかって来たことで彼は脱出。ストを起こす者たちに声援を送られつつ、ダンスを踊るのです…
解説と感想、見どころなど
ラストのシーンの続きと解説
映画の結末には続きがあり、アーサーが声援を受けていたシーンで終わるのでは無く、場面が転換して病院のシーンになります。
そこで彼の妄想について示唆する演出があったことで、「この物語はどこからがアーサーの妄想だったのか?」と思わせるのです。
中盤でも同じ建物に住む女性と付き合っていたのが妄想だったというシーンがありましたが、薬を処方されなくなってからは本当に起きたこととの境界が曖昧になっていた…
つまり、地下鉄で殺人を犯したピエロすらもアーサーの妄想だったのかもしれないというストーリーは、色々の捉え方ができる作りだったと言えるでしょう。
演技に注目!
アーサーは緊張したりすると声をあげて笑ってしまうという病であり、その笑う演技をホアキン・フェニックスが使い分けているのも見どころの一つとなっています。
また、ダンスが少しずつ変化していくのも見どころ…つまり、一度見たら再度その演技に注目することで新たな発見を楽しむことができるでしょう。
そして、最後のパトカーに乗せられて満面笑みを浮かべるアーサーを見て何を感じるか…きっと誰かと語りたくなるはずですよ。
主演のホアキンやデニーロについて
ホアキンはトロント国際映画祭「功労賞」を受賞し、その演技は男優賞も受賞したとしても不思議ではないと絶賛されています。
そして、共演者で注目したいのがテレビショーの司会者のマーレイ役だった有名俳優のロバート・デ・ニーロ!彼は出演作である『キング・オブ・コメディ』(1982)と今作いつながりを感じたと語っていました。
2人の共演と、デニーロが撃たれるという衝撃のラストも見逃せない映画です。
『ジョーカー』は『バットマン』シリーズを知らない人でも、奥深いストーリーを楽しめて、話題にもなっているのでオススメしたい作品と言えるでしょう。

作品概要とキャスト紹介
作品概要
- アメリカ映画
- 【監督】トッド・フィリップス
- 【脚本】トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
- 【原作】ボブ・ケイン ほか
- 【製作】トッド・フィリップス、ブラッドリー・クーパー ほか
- 【製作総指揮】マイケル・E・ウスラン ほか
- 【音楽】ヒドゥル・グドナドッティル
- 【製作会社】ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
- 【配給】ワーナー・ブラザース
- 【公開】(日米同時)2019年10月4日
- 【上映時間】122分
- 【言語】英語
主要キャスト紹介
- アーサー・フレック/ジョーカー(ホアキン・フェニックス)
本作の主人公。認知症になってしまった母親を介護する心優しい男性だったが、精神を病んでしまい、行動もおかしくなっていく。感情のコントロールを失ったり妄想を見る中で、道化師としての仕事を頑張っていくうちに意図しないところで有名人になってしまう。 - マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)
アーサーが憧れる、テレビの司会者。人気トーク番組を担当する。 - ソフィー・デュモンド(ザジー・ビーツ)
シングルマザーの女性。アーサーと同じアパートに住む。 - ペニー・フレック(フランセス・コンロイ)
アーサーの母親。認知症になり、アーサーの介護を受ける。 - トーマス・ウェイン(トーマス・ウェイン)
地元の名士で市議会議員になる男。
『ジョーカー』の口コミ
落ち着いたので改めて
— ??? (@totm_nico) October 8, 2019
ジョーカーは終始、感情移入しすぎて見るの辛かった
自分にも心当たりのあることだったり、現代社会問題だったり
ホアキンの怪演も素晴らしかった
一つ言いたいのは
ジョーカーも人間であって、誰もがジョーカーになりえるってこと
1度は見るべき映画です。 pic.twitter.com/3UvwgkNOpC
バットマンを観た事ない子にジョーカーおすすめしたら、見事にハマって今度はダークナイト観てるんだけど。
— ろびー (@NekoTamaniRobin) October 8, 2019
そうかこれから映画を観る人の中には初めのジョーカーが、ホアキンの人も沢山いるのか…
初めて見るジョーカーで印象がかなり変わるよね。 pic.twitter.com/aUXpJCTujT
罪を償うような気持ちで観に行った。
— 朧 (@OB_RT) October 8, 2019
話題のジョーカー、最近だれもが薄々恐怖を感じている「狂った窮者が社会に牙を剥く話」なんだけど、ふたを開けてみればやはり、ダンサーインザダークなみに「本人は悪くない不幸」をびっしり敷き詰めた感じで、迫真の演技と相まって終始息苦しい2時間だった。 pic.twitter.com/rulzKYM36R
『ジョーカー』の見逃し配信サービスは
こちらは現在映画公開中のため、見逃し動画配信サイトの情報はありません。(2019年10月現在)
見逃し動画配信サイトが発表されましたら最新情報を更新します。
ここでは関連した映画として、『バットマン・ビギンズ (2005年)』と『ダークナイト (2008年)』の配信情報を記載しておきます。
こちらも併せて観ると、ジョーカーの世界もさらに楽しめますよ。
動画配信サービス | バットマン・ビギンズ (2005年) | ダークナイト (2008年) |
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【ご注意】この記事の内容および配信情報は2019年10月8日時点のものです。その後、内容の変更や、配信が終了していたり見放題が終了している可能性がございます。現在の配信状況はサービス各社の公式サイトもしくはアプリをご確認ください。