『盗まれた顔〜ミアタリ捜査班』は、芥川賞作家の羽田圭介の小説『盗まれた顔』を原作とした刑事ドラマです。
2019年1月5日から2月2日までWOWOW「連続ドラマW 土曜オリジナルドラマ」で放送されました。
主演はWOWOW連続ドラマ初出演となる玉木宏。玉木は、記憶と勘を武器に、指名手配犯を捜し出す「見当たり捜査員」という刑事を演じます。
そしてその玉木の部下に若手俳優の町田啓太と内田理央。
“見当たり捜査”とは、何百人という指名手配犯の写真を記憶し、駅や繁華街を歩いて容疑者を捜し出す地道で特殊な捜査。見当たり捜査員たちは、この特殊な捜査を行うがゆえの苦悩や葛藤を抱えながら、事件の真相に迫っていきます。
全5回で、初回はノンスクランブル放送されました。
[予告版動画はこちら]
それでは、内容や見どころについてご紹介していきましょう。
ドラマの内容・あらすじ
主人公・白戸崇正(玉木宏)は、警視庁刑事部捜査共助課に所属する優秀な「見当たり捜査員」。捜査共助課は普通3年といわれるが5年目になるベテランで、抜群の相貌識別力を誇り、3000人を超える顔を記憶しています。
部下思いの心優しきリーダーでもありますが、一度覚えた顔を忘れられないという欠点があり、毎日街頭で何万もの顔を見つめる中で、どんどん神経を擦り減らしていきます。
また、プライベートでも出会い系サイトで知り合い、同棲するようになった介護ヘルパー・千春(伊藤歩)には、不可解な言動が多く、白戸は彼女の本心をいまいち掴みきれず疑心暗鬼に陥っていきます。
白戸の部下の谷遼平(町田啓太)は、なかなか実績を挙げられず、焦っています。
また、新人の安藤香苗(内田理央)が2週間の研修期間中に手配犯2人を発見するという実績をあげたため、ますます追い込まれ、あやうく誤認逮捕をしてしまいそうになるほどに・・・。
ある日、白戸は雑踏の中で「見つけてはいけない顔」を見つけてしまいます。
それは4年前に謎の死を遂げた先輩の見当たり捜査員・須波通(渋川清彦)の顔でした。
須波は白戸が慕っていた捜査員で、彼もまた抜群の相貌識別力を誇る優秀な捜査員でした。
しかし何故か、4年前に突然チャイニーズマフィアを次々と惨殺。その報復として須波は殺され、遺体は車の中から発見されたのです。
白戸が疑問に思い、須波の事件を調べていくと、警視庁公安部外事二課・川本(丸山智己)の存在が浮かび上がります。
それと同時に白戸はチャイニーズマフィアの襲撃を受け、命を狙われることに・・・
そしてその危険は仲間の身にも迫っていました。
千春の不可解な言動の理由は何なのか?
須波の顔をした人物は誰なのか?
そして、4年前の事件の真相・・・とは?
苦悩する玉木宏がかっこいい!
能力があるゆえに苦悩している白戸。それを演じている玉木宏は常に、眉間に皺を寄せて苦しそうな表情をしています。
毎日毎日雑踏の中に立ち、顔を認識する日々・・・それは決して楽しい仕事ではないですよね^^:
犯人を捕まえる、という素晴らしいやりがいのある仕事ですが、私には出来ない!と思ってしまいました。
そしてそんな苦々しい表情の玉木宏がまたかっこいいんです! 笑顔も素敵な方ですが、私は個人的にはこんな苦しそうな表情の方が似合っていると思います。
内田理央のアクションがすごい!
刑事ドラマだけあってアクションシーンがところどころにあるのですが、印象に残っているのは、内田理央ちゃん。
「柔道が強くて、よく食べる」という設定の役どころなので、大きくて強そうなガラの悪い男どもを倒していくシーンは、見ていて気持ちがいいです^^
また、ドラマの中の食事シーンでは、チャーハンや餃子、パンケーキをパクパクむしゃむしゃ・・・本当に良く食べる!
重くなりがちなテーマのこのドラマですが、内田理央ちゃんがムードメーカー的で、ほっと一息つける役柄となっていました。
『盗まれた顔』の見逃し動画配信サービスは
残念ながら、現時点でドラマ『盗まれた顔』を配信しているサービスはない模様です。ですがDVD宅配レンタルサービスでBD/DVDを借りて観ることができます。
作品概要と主な登場人物紹介
作品概要
- 【原作】羽田圭介『盗まれた顔』
- 【脚本】足立紳
- 【監督】武正晴
- 【プロデューサー】井上衛(CP)、森川真行(CP)、井口正俊、石塚清和
- 【制作】WOWOW
- 【放送期間】2019年1月5日〜2月2日 WOWOW連続ドラマW枠
- 【時間】60分
- 【回数】5回
主な登場人物
- 白戸崇正(しらと たかまさ 玉木宏)
本作の主人公。警視庁刑事部捜査共助課の警部補。39歳。一度覚えた顔は二度と忘れないという能力があり、3000人を超える顔を記憶している。その能力を使い、指名手配の犯人の顔を記憶し、追い詰めていく「見当たり捜査員」と言われる仕事に従事する。 - 谷遼平(たに りょうへい 町田啓太)
白戸の部下であり、見当たり捜査員のひとり。なかなか見当たり捜査が上手くいかず悩む。 - 安藤香苗(あんどう かなえ 内田理央)
白戸の部下の、女性見当たり捜査員。わずかな研修期間で多くの顔を覚え、指名手配犯2人の発見につなげるという快挙を成す。 - 須波通(すなみ とおる 渋川清彦)
4年前に死んだはずが生きていて、顔を変えて白戸に近づいてくる元見当たり捜査員。 - 小池(こいけ 和田聰宏)
警視庁人事一課の捜査員。白戸とは警察学校での同期生。 - 森野(もりの バッファロー吾郎A)
大阪府警捜査共助課所属。白戸のかつての上役。 - 川本(かわもと 丸山智己)
警視庁公安部外事二課の捜査員。須波と最後に会ったとされる。
『盗まれた顔』の口コミ
そういう捜査官っているって初めて知った。手帳に入ってた女の子は結局何もないし、彼女ふたりも本筋には全くも…『連続ドラマW 盗まれた顔 〜ミアタリ捜査班…』 ☆2 https://t.co/K6os7xOIrN #booklog
— N1NJ4 (@hidebowie) October 12, 2019
盗まれた顔
羽田圭介手配犯の顔を記憶し、毎日たくさんの顔の中から探す見当たり捜査。その中で死んだはずの顔を見つけてしまう。
デビュー作「黒冷水」が好きだったが、芥川賞受賞後、テレビで彼を見て苦手だなと感じた。それでも彼の作品はとても面白く、どうしても読まずにはいられなかった。 pic.twitter.com/OLDP09wXYN— 紗羅 (@sarae640) October 13, 2019
#玉木宏 さん「見当たり捜査員」を描く連続ドラマ「盗まれた顔~ミアタリ捜査班~」(全5話。初回は無料放送)で主人公、白戸崇正を演じています。インタビューと写真でhttps://t.co/0IhvE466WI pic.twitter.com/8YsfnZIWHW
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) January 18, 2019
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