『世界の中心で、愛をさけぶ』は2004年にTBSで放映された恋愛ドラマです。
原作は小学館から刊行された、片山恭一の同名の青春恋愛小説。漫画化・舞台化・映画化されて社会現象になったミリオンセラーのテレビドラマシリーズです。
現代の朔太郎(主役)が1969年頃の愛媛県宇和島(原作者の故郷)と思しき地を回顧し、自らの悲しい過去の経験に執着してしまう人間模様を描いています。
テレビドラマのシリーズは映画や原作とは違い、ドラマ特有のタッチで描かれています。映画版よりドラマ版の方が良いという人も少なくありません。全11話+特別編の全12話。
それでは、このドラマのあらすじです。
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『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ
オーストラリアに向かい、赤い大地で悲しみに叫ぶ朔太郎のシーンから話は始まります。
時を10年以上遡った1960年代後半の朔太郎は高校生。
真夏の恩師の葬儀中、朔太郎は雨に打たれる学校のマドンナの廣瀬亜紀に心を打ち抜かれ、恋に落ちます。そして亜紀も純朴な朔太郎に惹かれ、距離を縮めていく二人…。
聡明で奔放な亜紀とは反対に内向的な朔太郎ですが、友人や家族との関係にも恵まれ、素朴な田舎暮らしの中で生涯忘れらない真夏の恋愛ドラマが繰り広げられます。
亜紀の気持ちに自信が持てない朔太郎は、亜紀の気を惹くために、白血病を題材にした作り話をラジオ番組に投稿し、採用されます。
投稿採用に喜び勇む朔太郎でしたが、嘘を見抜いた亜紀が嫌悪感を露わにする様子を見て激しく動揺します。
朔太郎は関係の修復のために、友人の龍之介の助けを借りてある作戦を実行しますが、二人だけの時間を過ごした矢先に亜紀が倒れてしまう。
それ以来学校に来なくなった亜紀に、朔太郎は・・・。
テレビドラマ独自のキャスティングと、原作とは違う描かれ方が大きな特徴です。ウォークマンやカセットでの交換日記、ラジオ番組や会話の内容、白血病が不治の病とされていたストーリーなどから、1969年前後が舞台になっていると思われます。田園と漁港の田舎町の背景も相まって、昭和のノスタルジーを感じるところが作品の大きな魅力となっています。
亜紀を演じる綾瀬はるかと朔太郎を演じる山田孝之の、切なくも悲しいラブストーリーは恋愛ドラマの金字塔と言えます。
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作品概要と主な登場人物紹介
作品概要
- 【原作】片山恭一
- 【脚本】森下佳子
- 【演出】堤幸彦・石井康晴・平川雄一朗
- 【主題歌】 柴咲コウ「かたち あるもの」(ユニバーサルミュージック)
- 【製作著作】TBS
- 【公開】2004年5月8日
- 【放送日時】2004年7月2日〜9月10日、金曜日22:00〜22:54(TBS金曜ドラマ枠)
主な登場人物紹介
- 松本朔太郎(山田孝之)
ドラマの主人公。高校2年生で、成績も運動もごく平凡な男の子。 - 廣瀬亜紀(綾瀬はるか)
朔太郎のクラスメイトで恋人。陸上部でも活躍し、学級委員もする秀才。 - 谷田部敏美(松下由樹)
国語の教師で、朔太郎や亜紀のクラスの担任、陸上部の顧問でもある。 - 大木龍之介(田中幸太朗)
朔太郎の幼なじみで漁師をやっている家の息子。 - 上田智世(本仮屋ユイカ)
朔太郎の幼なじみであり、亜紀の親友。龍之介に恋する女の子。 - 中川顕良(柄本佑)
朔太郎の幼なじみで実家がお寺をやっている家の息子。 - 廣瀬綾子(手塚里美)
亜紀の母親。 - 廣瀬真(三浦友和)
亜紀の父親。 - 松本健太郎(仲代達也 ※友情出演)
朔太郎の祖父で、写真館を興した人。
『世界の中心で、愛をさけぶ』の見逃し配信サービスは
この記事で取り上げた『ドラマ版・世界の中心で、愛をさけぶ』(全11話)は下記の各サービスで配信しています。
全11話の中とはもう一つ別の「亜紀とサクの物語」である『特別編~17年目の卒業~』や劇場映画版『世界の中心で、愛をさけぶ』も観られますので、合わせて情報を掲載しておきます。
配信サービス | ドラマ版 | 特別編~17年目の卒業~ | 劇場映画版 |
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(情報は2019年9月現在のものです)
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