『トリック』シリーズで感じた謎を考察!上田と奈緒子の関係や霊能者のこと

ドラマ、映画や新作スペシャルを経て完結した『トリック』ですが、いろいろな考察ができるのも作品における面白さの一つです。

今回は上田教授と奈緒子の関係や本物の霊能力者について、また奈緒子の母・里美や父・剛三について、私なりの考えを紹介しましょう。
 

こでまり

私が気になった5つの点について考察します。

目次

考察1:上田教授と奈緒子の関係性

山田奈緒子と上田教授の関係ですが、ハッキリしそうでしないのが面白さに繋がりましたね。

男女二人、そして行動を共にすることが多い中、恋愛関係に発展する「ラブロマンス」を描くドラマにすることも可能だったはずです。

しかし、奈緒子と上田教授は素直になれないこともありました。

例えば『トリック劇場版』(2002年)では上田教授の横書きの暗号メッセージを縦読みした奈緒子は「アイシテル」と書かれていると誤解します。

彼女はあたふたしつつも、まんざらでもない様子でした。一方で上田教授も「奈緒子が好意を寄せるなら」という上から目線で見ていることも多かったです。

『トリック劇場版2』(2006年)では、ついに奈緒子と上田教授がキスをした!・・と思いきや、奈緒子が縄から脱出するためのカミソリを受け渡すために口を使っただけでしたね。

危なげな「カミソリ キッス」は恋愛っぽさのかけらもなく、2人の関係性がハッキリするほどではありませんでした。

真逆のコンプレックスを持つ2人が「素直になれない」という点では共通しており、ケンカや言い合いもしてばかり…

そのため、恋仲というよりも「相棒」に近い感じがしてきたと個人的に思います。(それでも、恋愛を思わす雰囲気にはワクワクさせられました!)

トリック劇場版2』の予告編です

考察2:本物の霊能力者はいたのか?

霊能力を使って人を殺したり、不可能と思える現象を引き起こす、ということが『トリック』の一つのテーマでしたね。

結局はマジックのような現象が多数あり、自称霊能力者はインチキばかり…
そうした中で本物の霊能力者はいたのかどうか
、私の考察をお伝えします。

『霊能者バトルロイヤル』にて、霊能力を持っていると主張した鈴木は亡き妻とコンタクトをとろうと本物の霊能力者を探していました。

そうして鈴木は奈緒子に対して「本物の霊能力者」だと指摘。また、彼が死ぬ寸前に奈緒子の母に手をとってもらい、亡き妻の姿を見たことから奈緒子の母も霊能力者だった話を思い出しましたね。
ドラマシリーズで奈緒子の母が黒門島の巫女だったことが理由として挙げられます。

また、1話に登場する「母之泉」も本物の霊能力者だったり、ちょくちょく本物の霊能力者がいたと言えるでしょう。

また『霊能者バトルロイヤル』では、翔平が伏見を睨んだ際に彼が死んでしまったシーンがありました。鈴木が毒を盛ったかと思いきや「違う」と言っていたため、翔平に霊能力があって殺したのではという可能性もあります。

短いですが『霊能者バトルロイヤル』の一部です

考察3:『トリック ラストステージ』に残された謎

『ラストステージ』にて、呪術師ボノイズンミと呼ばれる部族の長は、地下に溜まっていたガス爆発を防ぐために命を懸けようとしていました。

なぜ、ガス爆発により村が壊滅してしまうと予言したのかというと、ガス溜まりによる地下内の振動や変化に敏感に気付くことができたからです。

奈緒子も村に来てから言い伝えにあった「空中で巨大な火の玉が爆発する」という悪夢を繰り返し見ていたため、上田教授は呪術師と奈緒子の共通点を見出します。

2人は感覚が鋭かったから予知夢を見ていたと上田教授も考察していました。
 
そして、残された謎は、奈緒子は記憶を失っていたか、上田教授は超常現象を信じていなかったのかという話が挙げられます。

奈緒子が死んだと思っていた上田教授は「超能力者からの挑戦を受ける」と発表し、その展開はドラマシリーズの第1話をなぞっていましたね。

霊能力者を含める超常現象を信じなければ死んだ奈緒子とは連絡が取れない… そのため、最後は超能力者の力を信じたいと思っていたのだと思います。

そうして上田教授の前に現れた奈緒子ですが、警察が報告を受けた「記憶を失った女性」だったのかはハッキリしませんでした。

しかし、表情を変えていなかったり、ドラマの1話の時と同じ様子だったりしたことから記憶を無くしているのだと思いました。

加えて、奈緒子なら「焼き肉をたらふく食わせろ!」と第一声で言うのではと考えます。

もちろん、いつもの奈緒子だったかもしれないので、見ている側が考察を楽しめる展開なのかなとも思いました。

考察4:里美と文字の力について

奈緒子の母・里美は文字には力があると言っており、子供たちに書道を教えていましたね。

その際の子供たちが書く言葉がおもしろかったり、時にはその作品の犯人の名前が書いてあるのが見どころ!一方で、里美の文字の力は本物だったかを色々な事例を交えて考察します。

『トリック 新作スペシャル』では、子を授かった夫婦に対して生まれる子が男女どちらを望むのかを聞き、希望の性別のお札を1万円で販売していました。

これが「必ず当たる!」と評判だったのですが…外れたら1万5千円を返すという仕組みがあったため、買った人から不満が出ないという仕組みだったのです。

文字の力というよりは、確率論と商売を兼ねた仕組みでしたね。
 
『トリック 新作スペシャル2』のラストで恋愛の教祖として現れた里美。愛が成就する封筒を開けた男性は、中に書いてある文字を解読すると「すき」と言います。女性は「好き」と言われたと勘違いできるようになっていました。

『トリック劇場版2』では、里美は合併する市の市長の当選を目指して行動を起こします。

彼女の文字の力は本物なので当選確実と意気込んでいましたが結果は落選…
文字の力にはそこまでのパワーが無いのかと思いきや、市の名前を間違えていたと言うオチがあったのです。

市の名前は「北ヒマラヤ市」だと思っていたのですが本当は「北ひらやま(平山)市」でした。里美も「名前を間違えればそりゃ落選するわね」という雰囲気でした。

どのパターンも里美の文字の力を証明すると言うよりかは、たくましい商売根性(奈緒子以上の強欲)を証明していましたね。ただし、ドラマや映画の所々に文字には不思議な力があると示唆することは処々にあったと思います。

考察5:奈緒子の父・剛三について

ドラマの第1シーズンで奈緒子の両親の出会いが語れましたが、父・剛三が死んだ理由について考察します。

黒門島に代々伝わる巫女である里美は、天才マジシャンの剛三と駆け落ちしたことで島民から恨みを買っていました。

剛三は黒門島の者に「霊能力者に殺される」と信じ込まされただけでなく、その霊能力者は娘の奈緒子だと思わされていたのです。

その後、剛三は水中脱出マジックをした際に隠していたはずの鍵を見つけられず溺死。彼は霊能力者に殺されたと示唆する手紙を残しましたが、暗躍していたのは黒門島の者たちだったのです。

主な登場人物

登場人物〈主なレギュラー〉

  • 山田奈緒子(仲間由紀恵)
    自称、“超売れっ子”マジシャン。好奇心がいっぱいで痛い目にあうことも。ドラマではエセ霊能者らと対決していく。
  • 上田次郎(阿部寛)
    大学の理工学部の教授にして傲慢なナルシスト。独自の鋭い洞察力・観察力で事件を解決していく。
  • 矢部謙三(生瀬勝久)
    警視庁公安部に所属する警部補。奈緒子と上田が事件に遭遇すると決まって現れてくる。

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まとめ

コメディ色が強い『トリック』ですが、タイトル通り謎も多い作品でしたね。また、各話の犯人視点で作品を見るとまた違った楽しみ方できたりするため、何回か見直すのもオススメです。
 


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この記事を書いた人

映画館での鑑賞や家で海外ドラマを見るのも好きです。特にアクションやファンタジー、MCU(アメコミ)作品からアニメ系の映画。ドラマはクライム(犯罪)、推理も見たりしますね。皆さんが興味を惹かれるような紹介ができるよう、楽しみを見つけていきたいと思います。また、おすすめ作品もあれば是非、教えてくださいね!

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