シャーリーズ・セロン主演の女性スパイ映画『アトミック・ブロンド』は2017年に公開された作品です。
ベルリンの壁の崩壊直前を舞台にし、ダークな面とスパイたちが狙われていくストーリーは必見!
激しいアクションも見どころです。この映画のあらすじや結末・感想を紹介しましょう。(R-15指定)
[予告版動画はこちら]
https://youtu.be/lz4Jl98nBMk
『アトミック・ブロンド』前半のあらすじ
ベルリンの壁による問題を抱えたドイツにて、イギリスのMI6の諜報員であるローレンはとあるリストを追っていました。
ガスコインが持っていたはずのリストが消え、ガスコインは殺された… ローレンはその行方を追いつつ、パーシヴァルという男と会います。彼もまたリストを追う者であり、ローレンは彼を怪しみつつも協力することにしたのです。
―サッチェルと呼ばれる2重スパイの存在が関係していると噂される中、リストの行方と狙われ続けるローレンの戦いが続きます。
映画の前半だと狭い車内で2人の敵を相手に戦い、カーチェイスのようになっていくシーンやロープを使ったアクションもスゴイ!ロープのような道具を敵の首に巻き付けたり、ダメージを与える攻撃としても使っていくのです。鮮やかな手口と容赦ない一撃を繰り出すローレンの戦い方が見どころですね。
また、ノリの良い音楽も聞きどころですので、BGMと共に雰囲気を味えたり、後半では約7分半のワンカットで撮影されたアクションシーンに注目でしょう。
後半のあらすじと結末(ネタバレあり)
ローレンはリストの情報を集める際にラサールという女性に出会います。自分とは違った魅力を持ったラサールと関係を持つ一方、彼女はフランスの諜報員だったと知るのです。
そして、ラサールはベルリンの内情などを知って恐れを抱き、パーシヴァルの正体を知っていると明かしました。
ローレンは、リストを暗記しているという情報提供者をベルリンの壁の先の西に連れて行く計画を立てます。パーシヴァルも協力しましたが計画は失敗。情報提供者は死に、KGB(ソ連国家保安委員会/旧ソ連の諜報機関)に動きがバレていたと判明したのです。
ベルリンの壁が崩壊したというニュースが流れる中、ローレンはパーシヴァルが仕込んでいた盗聴器を発見。自分を殺すために動いていたと知ってラサールの元に行くと、彼女は殺されていました。
パーシヴァルを見つけたローレンは彼を「サッチェル」と仕立て上げて殺害。上層部にこれまでのことを説明したのです。
その後、ローレンを「同志サッチェル」と呼ぶ男に会うと、用済みで消されそうに…しかし、ローレンは偽のリストを渡して男たちを返り討ちにし、その場を去りました。
『アトミック・ブロンド』の感想
二重スパイや各諜報機関の内情など、スパイ映画らしいストーリーと展開が楽しめる作品でしたね。映画の後半の見どころは、情報提供者を連れて歩く際に周りの者に傘を広げさせることで狙撃手から狙われないようにするシーンでしょう。
ローレンが情報提供者を守りつつも逃走劇を繰り広げるため「2人は助かるのだろうか?」とハラハラさせられます。
また、約7分半のアクションシーンはほぼワンカットのように描かれてているのにも注目ですね。
広い階段と踊り場を利用し、ローレンの勇ましい掛け声と共に大男2人を倒す!一発が重く感じる攻撃が多く、その後も銃を利用して追っ手を撃っていくのですが彼女もボロボロに…
相手の急所や目を狙った攻撃も痛々しく、スパイ映画でもそうした容赦の無い戦いも見どころの一つでした。
映画『アトミック・ブロンド』が好きな人におすすめしたい作品
シャーリーズ・セロンの映画といえば『モンスター』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がオススメですね。
スパイ映画が好きなら『ミッション・イン・ポッシブル』、『キングスマン』も良いでしょう。
●女性のスパイが活躍する映画を当ブログのこちらの記事でまとめました。
⇒『美しくてカッコイイ!女スパイ映画おすすめランキング10作品』
『アトミック・ブロンド』の見逃し動画配信サービスは
『アトミック・ブロンド』は2021年3月現在、以下の各動画配信サービスで配信されています。
動画配信サービス | 配信の有無 |
---|---|
U-NEXT | 見放題 |
hulu | 見放題 |
Amazonプライム・ビデオ | 見放題 |
FODプレミアム | × |
dTV | 見放題(2021.4.3まで)+税 |
NETFLIX | 見放題 |
TELASA | × |
YouTube | × |
Google Play | × |
※情報は2020年11月19日現在のものです。料金には消費税を含んでいます。
主な登場人物と作品概要
主な登場人物
- ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン 吹替:本田貴子)
本作の主人公。イギリスM16の凄腕の女スパイ - デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ 吹替:内田夕夜)
ベルリンに潜入しているMI6のスパイ。ロレーンの諜報活動に協力する。 - エメット・カーツフェルド(ジョン・グッドマン 吹替:楠見尚己)
アメリカ中央情報局(CIA)の主任で、エージェント。 - 時計屋(ティル・シュヴァイガー 吹替:岩城泰司)
MI6の協力者にして、闇取引業者。 - スパイグラス(エディ・マーサン 吹替:蓮岳大)
東ドイツ国家保安章シュタージから離反したスパイ。M16のスパイのガスコインに最高機密を与えて西側への亡命を狙う。 - デルフィーヌ・ラサール(ソフィア・ブテラ 吹替:鷄冠井美智子)
フランス対外治安総局(DGSE)のエージェント。ロレーンと恋することに。
作品概要
- アメリカ映画
- 【監督】デヴィッド・リーチ
- 【脚本】カート・ジョンスタッド
- 【原作】アンソニー・ジョンストン&サム・ハート『The Coldest City』
- 【製作】シャーリーズ・セロン、ベス・コノ ほか
- 【製作総指揮】ニック・マイヤー、マーク・シャバーグ ほか
- 【音楽】タイラー・ベイツ
- 【製作会社】デンヴァー・アンド・デリラ・プロダクションズ ほか
- 【配給】(米)フォーカス・フィーチャーズ(日本)KADOKAWA
- 【公開】(米)2017年7月28日(日本)同年10月20日
- 【上映時間】115分
- 【言語】英語
デヴィッド・リーチ監督と編集のエリザベット・ロナルズドッティル氏による音声解説や未公開シーン他の映像特典付きBlu-rayディスク。
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