11月1日に公開された『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、”it(それ)”と呼ばれる正体不明な”何か”を中心としたホラー映画です(R15+指定)。
原作はスティーヴン・キングが1986年に発表したホラー小説『IT-イット』。アメリカでミニシリーズとして2回で放送された後、2017年に『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』というタイトルで劇場公開されました。
本作『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』はその続編にあたる作品です。
翻弄される大人たちの恐怖に共感しつつ、一緒にハラハラしながら見られる作品ですよ。びっくりするタイプのシーンも多い今作のあらすじや見どころも紹介していきましょう。
[予告版動画はこちら]
前半のあらすじ
かつてマイクと6人の仲間たちは「ルーザーズ」として街を脅かすピエロのペニーワイズを撃退。それから27年の月日が流れました。
マイクは街で犠牲者が出たことで仲間に声を掛けます。ルーザーズのメンバーはペニーワイズを覚えておらず、スタンリーだけは揃わない… 記憶は街から離れると失っていくことに気付くのでした。
ペニーワイズに対抗すべく、ルーザーズは自身のトラウマに関するアイテムを探すことに…
そんな折、ヘンリーバワーズが襲ってきてピンチにもなりつつ、リッチーが状況に耐えられず逃走。
しかし、トラウマと向き合ってリッチーは戻って、各メンバーにもそれぞれ試練があるのです・・。
仲間たちの成長
子供だった彼らの成長を見られるのが見どころの一つでしょう。
ビルは映画の脚本を書いており、お調子者のリッチーはテレビに出演。エディはリスク管理の仕事。ベンは建築会社の社長、べバリーはファッションメーカーに関わる仕事をしていました。
知性派のスタンリーは会計士となっていたのです。
どのメンバーも大人として成功している者ばかりで驚きですが、一番びっくりしたのはベン!
子供の頃はぽっちゃりしていたベンは、高身長でイケメンの金持ちになっていたためギャップが良かったです。
後半のあらすじと結末のネタバレ
メンバーはトラウマと向き合い、エディはヘンリーバワーズに刺されますが、刺し返して応戦。それでも彼は生きていましたが、リッチーが最後にとどめを刺すのでした。
先住民の儀式を用意し、巨大なペニーワイズと対峙するルーザーズ。
儀式は成功したかと思われましたが、実は先住民たちの儀式は失敗していたことを知って、不安な思いを増幅させるマイクたち…それでも恐怖に打ち勝ちつつ、なんとかペニーワイズを殺しました。
”それ”の怖さについて
冒頭から川に落とされた男性がペニーワイズに食い殺されるという衝撃的な展開!ピエロの状態で噛みついてくるシーンもホラーですが、像が襲ってくる場面も気味が悪かったのも印象的…
やはりペニーワイズがホラーなのは、逃げ場が無かったり物理的法則を無視した不可思議な現象により、何が起こるかわからないのが恐ろしいからでしょう。
見ている際にも次に何が起きるかわからない展開にハラハラすることでしょう。
ラストの展開に驚き!
ペニーワイズが巨大化し、それはマイクたちの恐怖と比例して大きくなるということ…
そんな恐ろしい敵相手に、リッチーに励まされてようやく勇気を出したエディがペニーワイズに一撃を与えた時は「やった!」と思いました。
まさかそのまま腹部を刺されて死んでしまうとは思いもよりませんでしたね…仲間が死んでしまうことについては、スタンリーのエピソードにも驚いた最後。
スタンリーは「立ち向かう勇気は出ない…」と書き綴った物を遺しており、ルーザーズの戦いを邪魔しないようにと自ら命を絶ったと知って切なさも覚えましたね。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の見逃し動画配信サービスは
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は2020年3月現在、以下の各動画配信サービスで配信されています。
ここでは前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』 (2017年)』の配信情報を併せて記載しておきます。
動画配信サービス | IT/イット THE END | IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 |
---|---|---|
U-NEXT | レンタル 500円+税 | レンタル 400円 |
dTV | レンタル 440円〜 | レンタル 330円〜 |
TELASA | レンタル(料金不明) | レンタル(料金不明) |
YouTube | × | レンタル 200円 |
Google Play | レンタル 500円~+税 | レンタル 200円~+税 |
hulu、Amazonプライム・ビデオ、FODプレミアム、Netflixは扱いがありませんでした。
※情報は2020年3月20日現在のものです。料金には消費税を含んでいます。
※レンタルとは、月会費とは別にそれを観る時に別途課金されるもので、各サービスにより2日間~7日間程度の視聴期間が設定されています。
作品概要と主な登場人物紹介
作品概要
- アメリカ映画
- 【監督】アンディ・ムスキエティ
- 【脚本】ゲイリー・ドーベルマン
- 【原作】スティーヴン・キング『IT/イット』
- 【製作】ロイ・リー、ダン・リン 他
- 【音楽】ベンジャミン・ウォルフィッシュ
- 【製作会社】ニュー・ライン・シネマ
- 【配給】ワーナー・ブラザース
- 【公開】(米)2019年9月8日(日本)2019年11月1日
- 【上映時間】169分
- 【言語】英語/日本語吹替
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主な登場人物
- ビル・デンブロウ(ジェームズ・マカヴォイ 吹替:細谷佳正/少年期 ジェイデン・マーテル 吹替:田谷隼)
- ベバリー・マーシュ(ジェシカ・チャステイン 吹替:高垣彩陽/少女期 ソフィア・リリス 吹替:近藤唯)
- ベン・ハンスコム(ジェイ・ライアン 吹替:小野大輔/少年期 ベン – ジェレミー・レイ・テイラー 吹替:田村睦心)
- リッチー・トージア(ビル・ヘイダー 吹替:諏訪部順一/少年期 リッチー – フィン・ウォルフハード 吹替:平田真菜)
- マイク・ハンロン(イザイア・ムスタファ 吹替:三宅健太/少年期 チョーズン・ジェイコブス 吹替:渡辺拓海)
- エディ・カスプブラク(ジェームズ・ランソン 吹替:神谷浩史/少年期 ジャック・ディラン・グレイザー 吹替:小林由美子)
- スタンリー・ユリス(アンディ・ビーン 吹替:平川大輔 少年期/ワイアット・オレフ 吹替:地蔵堂武大)
- ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド 吹替:多田野曜平)
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の口コミ
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は普段ペニーワイズを下水道に住んでいる何かよく分からないモノを推してくる変なおっさんだと思ってる人ほど見てほしい映画。本職の怖さだけでなくて「レスバトル弱すぎる変なおっさん」という新たな属性ゲットしたぞ pic.twitter.com/3xpdhdBRP4
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) November 2, 2019
< 今週末は地上波で会えるね?
2年前の今日は11/8に金曜ロードSHOW!で地上波初登場!『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』公開日?落ちこぼれの子どもたち(ルーザーズクラブ)は“それ”の恐怖に立ち向かうが…。
彼らの27年後を描いた『#イットTheEND』も大ヒット上映中!#イット見えたら終わり pic.twitter.com/Q6bOLjmsCV— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) November 3, 2019
前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が今週11月8日の日本テレビ系列『金曜ロードSHOW!』で放送されます(21:00〜23:09)。この記事を書いている時点から数日しかありませんが、これは見逃せませんよ!
管理人のMacckeyです。昨夜の『金曜ロードSHOW!』見ました!
全体にテンポが良く、子供たちも好演でした。ラストの子供たちとペニーワイズとの攻防はまさに息をつかせぬ面白さでした。私はあまりおどろおどろしいのは苦手なのですが、私でも楽しく観られましたね。
この記事で取り上げている続編は、それから27年後の話。こちらも見たくなりました!(^_^)
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【ご注意】この記事の内容および配信情報は2019年11月4日時点のものです。その後、内容の変更や、配信が終了していたり見放題が終了している可能性がございます。現在の配信状況はサービス各社の公式サイトもしくはアプリをご確認ください。