『いぬやしき』は主人公の犬屋敷役を木梨憲武、敵役の獅子神を佐藤健が演じることで話題になった2018年に公開のSFアクション映画!
『GANTZ』の実写化に引き続き奥浩哉のコミックが原作となっていることから、SFの要素を含む内容と現実味のあるストーリー、人としての葛藤が伝わってくる内容が見どころですよ。
機械の身体が公開されるシーンや空を飛ぶ映像技術の迫力など、あらすじ、ネタバレ結末も紹介していきましょう。
[予告版動画はこちら]
映画『いぬやしき』前半のあらすじ
定年間近のサラリーマンの犬屋敷は妻のマリエ、娘のマリ、息子のタケシと共に過ごしていました。
家で父親としての立場が無く、ガンで余命3ヶ月を宣告されたことも家族に告げれなかったある夜、外にいた犬屋敷は不思議な光に包まれて気を失い、帰宅してから驚きの事実に気付きます。
なんと、体の内部が全て機械になっていた…驚きつつも普段通りに出勤するのですが、仕事のミスから追い詰められて気落ちしつつ、道端に息絶えそうなハトがいたことで持ち上げるのです。
すると、ハトを治療できたことに気付き、近くの病院で植物状態だった少年も治療しました。
生きがいを見つけて他の人も治療して回っていたある日、助けを呼ぶ声を聴いて調布の家へ…そこには自分と同じように機械の身体になった高校生の獅子神がおり、彼はその一家を殺して犬屋敷にも攻撃しました。
―犬屋敷は無事なのか?獅子神の目的と動向にも注目です。
獅子神を演じる佐藤健は、冷たい表情が印象的…そうなってしまったエピソードを経て、何を考えさせられるのかに注目でしょう。佐藤健のしなやかで力強いアクションもスゴイ後半!
銃器や小型ミサイルのようなエネルギーを放つシーンや、犬屋敷と獅子神が東京のビル街を高速で飛び回るシーンも見どころとなりますよ。
あらすじ(後半と結末のネタバレ)
獅子神は犬屋敷と同じように機械の身体になってその力を使いこなしていました。父親は他の女性と再婚して家族を持っており、その家の帰りに幸せそうな一家を見つけて惨殺したのです。
そのニュースを聞いて驚いたのは友達の直行(チョッコー)でした。
彼は獅子神から機械の身体になったことを聞いていましたが、人殺しをしたことで獅子神の元を去ります。
獅子神は母を幸せにしたいと望んでいましたが、殺人の容疑で追われることに…その際に警察官を殺傷し、ニュースでは獅子神の母親を責め立てる記者が映し出されます。その後、母は自殺…獅子神は家を特定した者を突き止めて殺し、他にも殺しを重ねていくのでした。
チョッコーはニュースを見て獅子神を止めたいと強く願い、その声が犬屋敷に届きます。獅子神ように自在に身体を使いこなせない犬屋敷でしたが、チョッコーにアドバイスをもらって戦えるように…
獅子神が新宿を中心にさらなる虐殺をし始めたたのを止めるべく、犬屋敷は戦います。空を飛び銃器を放って戦うと水分が必要になることから、犬屋敷はわざと水を取り出して獅子神に奪わせました。
飲み物には塩分が入っていたことから獅子神の動きが止まり、その隙に犬屋敷は彼に攻撃。
犬屋敷は戦いに巻き込まれて瀕死となっていたマリの元に駆けつけて治療しますが、獅子神が再び現れます。マリのピンチに犬屋敷は力を振り絞って獅子神を戦闘不能にして無事に救うことができたのです。その後、獅子神は身体を破損させながらもチョッコーに会いに行き、再び姿を消しました。
映画『いぬやしき』の感想
外見は人間のままなのに、中身は機械の身体となった犬屋敷と獅子神!犬屋敷が自分の身体の表面がオープンになっていき、銃器の腕、背中には空を飛ぶためのジェット機のようなもの、センサーが内蔵されていて瀕死の状態がわかり、回復させることができるというSFの設定が見どころでした。
獅子神は機械の身体を使いこなして、ハッキングにより車を動かしたり、口座のお金を増やしたり…そして手をピストルのように構えて「バン!」と言うと銃弾を放ったかのように人を撃てるようになっていましたね。
しかも、その力はモニターやスマートフォン越しにでも使えるため、新宿の巨大なモニターをジャックして無差別に撃ち殺していくという後半のシーンはすごかったです。
犬屋敷は家族に苛まれながらもハトや子供を救うことができたというスタートを。一方で獅子神は父親の幸せな家庭と残された母親との対比をキッカケに、関係の無い一家を殺してしまうと言うスタートを…
同じ力を持った2人の生き方が対照的だったのが印象的なストーリーでした。
2人とも生きづらい環境にあって、特に獅子神は自分をかくまってくれた同級生の女生徒が殺されることも重なってふっ切れるというエピソードには考えさせられます。
「もし、自分が機械の身体になってしまったら?」と、思わず考えてしまう映画でした。
◆映画『いぬやしき』が好きな人におすすめしたい作品
『いぬやしき』の監督である佐藤信介の映画といえば『アイアムアヒーロー』『キングダム』が有名ですね。
どれも異なるアクションが楽しめて、緊迫する状況にハラハラさせられます。また、奥浩哉のマンガを原作とした『GANTZ』の実写映画では、二宮和也や松山ケンイチが主演を務めていて独特なSFの世界観が楽しめますよ。
『いぬやしき』の見逃し動画配信サービスは
『いぬやしき』は2020年7月現在、以下の各動画配信サービスで配信されています。
ここでは関連したものとして、テレビアニメ版の『いぬやしき』(2017年10月〜12月。フジテレビ系で放映)の配信情報を併せて記載しておきます。
動画配信サービス | 映画『いぬやしき』/th> | TVアニメ版『いぬやしき』(全11話) |
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YouTube | レンタル 300円~ | × |
Google Play | レンタル 300円~ | レンタル 275円~+税 |
※情報は2020年7月14日現在のものです。料金には消費税を含んでいます。
※レンタルとは、月会費とは別にそれを見る時に別途課金されるもので、各サービスにより2日間~7日間程度の視聴期間が設定されています。