映画『シャッターアイランド』のあらすじ・見どころと見逃し配信の動画視聴先

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『シャッターアイランド』はアメリカの作家・デニス・ルヘインによる同名のミステリー小説を映画化した作品です。監督はマーティー・スコセッシ、2010年公開。

陸の孤島に設立された精神病院で起こった女性失踪事件を舞台に、捜査部隊が経験した奇妙な体験と島の謎の解明を描いたスリラー作品です。

作品の随所にM.スコセッシが敬愛する巨匠たち(A.ヒッチコックやS.キューブリック)へのオマージュや、ストーリー展開への伏線や仕掛け、監督のお遊びが数多く詰め込まれています。

一度観ただけではその仕掛けと結末を理解できないと話題になった「難解作品」としても有名で、公開当時は「二度観キャンペーン」などが催されました。

[予告版動画はこちら]

目次

『シャッターアイランド』のあらすじ

時は1954年。船酔いに悩まされながら、正気を保とうと必死の男が船室のトイレに居ます。甲板に出てきた男は相棒のチャックに「水が苦手で…」と弱音を吐きながら、ポケットのタバコを探します。

チャックから貰ったタバコに火をつけ、二人が見つめる先に断崖絶壁に囲まれた孤島「シャッターアイランド」が見えてきます。
船酔いに苦んでいた男は、連邦捜査官のエドワード・“テディ”・ダニエルズ。相棒のチャック・オールを引き連れて、孤島に建てられたアシュクリフ精神病院の捜査に来たのでした。
理由は、この孤島でレイチェル・ソランドと言う女性が謎のメッセージを残して失踪したからです。

その謎のメッセージとは、”The law of 4. who is 67?”(4の法則 67番目は誰?)
困難な患者だけを収監している特性から、厳重に警備されたアシュクリフ精神病院の立ち入りに銃の所持は禁じられていると看守から言われる捜査官二人は銃を渡して捜査を始めます。

捜査が進むにつれ、その病院はただの精神病院ではなく、精神異常犯罪者を強制収容している事と、マインドコントロールが行われている事が発覚します。

病院の異常性を確信したテディは、マインドコントロールの実態を暴こうと島全体を捜索し始めるのですが、病院関係者の言動に不信感が募っていきます。そんな中、相棒のチャックが行方不明に…

『シャッターアイランド』の見どころ

ひとつ目はM.スコセッシ特有の「神の目」と言われる天空からの視点や、海中(地中)からの視点が多用されている点。

二つ目は、巨匠たちの名作をモチーフにした印象的なシーンの数々。

三つ目は、冒頭から随所に散りばめられたストーリーの真相を匂わせたヒントや伏線の数々と、人間の思い込みと錯覚を利用した監督のお遊びのカットたちです。しかも、この仕掛けは初めて観る人にはなかなか気付く事ができないほど巧妙に仕組まれています。

そして最大の見どころはラストです。散りばめられた仕掛けの数々がラストにすべて回収される仕組みになっています。
 

ミステリーの定番となっている「謎を解き明かす」と言うよりは、「ひた隠しになっている真相を知るためのヒントに気付けるか?」がこの作品の特徴であり面白さになっています。後半に明らかになる真相が、ラスト3分で更に…

どんでん返しに次ぐどんでん返しが観る者を待ち構えていて、最後の最後まで目が離せません!

『シャッターアイランド』の見逃し動画配信サービスは

『シャッターアイランド』は2021年2月現在、以下の各動画配信サービスで配信されています。

動画配信サービス 配信の有無
U-NEXT 見放題
Hulu ×
Amazonプライム・ビデオ 見放題
FODプレミアム ×
dTV レンタル 330円〜
NetFlix 見放題
TELASA 見放題
YouTube レンタル 300円~
Google Play レンタル 300円~

※情報は2021年2月11日現在のものです。料金には消費税を含んでいます。
※レンタルとは、月会費とは別にそれを見る時に別途課金されるもので、各サービスにより2日間~7日間程度の視聴期間が設定されています。

主な登場人物と作品概要

主な登場人物

  • テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ 吹替:加瀬康之)
    本作の主人公。連邦保安官。ボストンハーバーの孤島(シャッターアイランド)にあるアッシュクリフ精神病院を調査する。3人のわが子を殺したレイチェル・ソランドが脱走
  • チャック・オール(マーク・ラファロ 吹替:志村知幸)
    テディと共にアッシュクリフ精神病院の調査をする連邦保安官。
  • ジョン・コーリー院長(ベン・キングスレー 吹替:有本欽隆)
    医師・アッシュクリフ精神病院の院長。精神医療について進歩派であることを自負している。
  • ドロレス・シャナル(ミシェル・ウィリアムズ 吹替:宮島依里)
    テディの亡くなった妻。映画ではテディが見る妄想の中でしばしば現れる。
  • レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー 吹替:高橋理恵子)
    3人のわが子を殺し、アッシュクリフ精神病院に収容されていた女性。ある日突然消えてしまうが、テディたちの捜査の末、洞窟の中にいるところを発見される。
  • ミセス・カーンズ(ロビン・バートレット)
    シャッターアイランドに収容されている患者。浮気をしていたDV夫を殺した。
  • アンドリュー・リーディス(イライアス・コティーズ 吹替:辻親八)
    放火によってテディの妻ドロレスを死に至らしめた男。

作品概要

  • アメリカ映画
  • 【監督】マーティン・スコセッシ
  • 【脚本】レータ・カログリディス
  • 【原作】デニス・ルヘイン『Shutter Island』
  • 【製作】マーティン・スコセッシ、ブラッドリー・J・フィッシャーほか
  • 【製作総指揮】クリス・ブリガム、レータ・カログリディスほか
  • 【音楽】ロビー・ロバートソン
  • 【配給】パラマウント映画
  • 【公開】(米)2010年2月19日(日本)2010年4月9日
  • 【上映時間】138分
  • 【言語】英語

 


デニス・ルヘインの原作小説(日本語訳・ハヤカワミステリ文庫)。映画と併せて小説を読むとさらに楽しめます!


クラシック、ジャズ、往年のブルースなどから選曲され、この映画に使われたサウンドトラック、2枚組。


『シャッターアイランド』はいろいろ難解な部分もありますが、大変面白い作品です。
この作品をさらに楽しめる考察を別記事で書きましたので、ぜひ参考にしてください。

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