『2001年宇宙の旅』のあらすじ・見どころと見逃し動画視聴先は

October 24, 2020September 5, 2021

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『2001年宇宙の旅』は1968年に公開され、大きな話題を呼んだSF映画。監督は巨匠スタンリー・キューブリック。
SF作家アーサー・クラークとの共同アイディアで制作された作品で、アーサー・クラークは同時に同タイトルの小説を出版しています。

この映画はSF映画の金字塔となり、名作でありながら非常に難解な内容が話題にもなりました。
美術担当に手塚治虫氏を指名したのはあまりにも有名なエピソードですが、実現しませんでした。

それではあらすじ、見どころを紹介しましょう。

［予告版動画はこちら］

『2001年宇宙の旅』のあらすじ

時は人類が文明を築く400万年前。荒廃した原野で猿人たちが争いながら生活をしています。
そんなある日、猿人たちの前に空から黒く四角い物体が降りてきます。

見た事もない物体に恐れおののく猿人たちですが、その中の１頭が恐る恐るその物体に触れます。
その物体は「モノリス」と呼ばれる未確認物体で、モノリスに触れた猿人は知恵を付け、骨を道具として利用する事に目覚めます。

この目覚めをきっかけに猿人たちは人類へと進化して、食料を得る方法と生活を営む事を知ると同時に、派閥と争いと「罪」を生むことになります。

そして400万年後、宇宙開発が進み人類が宇宙船で移動し月面で生活する時代が到来します。月面開発を進めるアメリカは、月の地中からモノリスを発見します。

進化したとは言え、高度な科学文明で作られている以外に解明できないアメリカの研究チームは秘密裏に研究を進めようとします。
ところが、400万年と言う時を超え掘り出されたモノリスは、太陽光を浴びた事で強烈な信号を木星にむけて発信します。

18ヵ月後、最新鋭の人工知能HALを搭載したディスカバリー号は木星探査の途中でした。アメリカの宇宙開発チームはディスカバリー号にそのまま木星探査を命令しますが、モノリスの解明が目的である事を搭乗員たちには秘密にしています。

唯一、事実を知っているHALにも事実を知られないように嘘で誤魔化すことを命令します。

搭乗員5人の内3人は人口冬眠中。船長のデヴィッド・ボーマンと隊員のフランク・プールは船内活動をしている最中、HALが探査計画に疑問がある事を打ち明けます。
その後、HALは船内の異常を警告するも異常は見つからない。

HALの誤作動を確信したボーマンとプール隊員でしたが・・

第一に脚本です。難解と言われる本作ですが、理解する為の大きなカギがあって作品の根幹になっています。（別枠で解説と考察を書きますので参考にしてください）
次に映像と撮影アイディアです。
とてもCGが無かった1960年代に制作されたとは思えない映像美と撮影アイディアには驚愕します。

「難解な作品」の代名詞とも言われるこの作品ですが、脚本以外に映像の素晴らしさがあります。
宇宙開拓もなされていないこの時代に、現代科学を駆使した実際の映像にも引けを取らない宇宙映像の数々には驚くばかりです。
そして意外な方向へ進むストーリー。

百聞は一見に如かず！一度は観ておきたい名作です。

『2001年宇宙の旅』は2020年10月現在、以下の各動画配信サービスで配信されています。

※情報は2020年10月24日現在のものです。料金には消費税を含んでいます。
※レンタルとは、月会費とは別にそれを観る時に別途課金されるもので、各サービスにより2日間～7日間程度の視聴期間が設定されています。

デヴィッド・ボーマン船長（キア・デュリア）
木星探査に向かう宇宙船ディスカバリー号の船長。
フランク・プール（ゲイリー・ロックウッド）
宇宙船ディスカバリー号の上院。
ヘイウッド・R・フロイド博士（ウィリアム・シルベスター）
アメリカ合衆国宇宙評議会に属する科学者。「モノリス」の極秘調査のため、月面クラビウス基地に向かう。
HAL 9000（声；ダグラス・レイン）
史上最高の人工知能コンピュータ